谷 充展のブログ

ある時、不意に胸を衝く言葉たち。そういうものが、どこかに隠れている。そんな場所。

水の如く

どこにも寄る辺がなくて
心細い夜
ワインを飲むも
さっぱり酔わない

未来に備えることと
先のことを心配することは
似て異なる。

案外、
変化を怖れる自分を
改めて目の当たりにする。

いざとなれば
受け入れていくのだけど
少しこの街が
気に入っていてね。

川の流れは決して止まない
下手に逆らうと
おぼれて危ない
流れに身を任せて
揺蕩う。


水の如く
低いところへ
狭い隙間へ
そして全ての生命を
生かしていく