今日は国慶節。
取引先の香港の会社も
中国の工場も
お休みなので、振替休日もらって
1日オフ。
先輩のお誘いで埼玉まで
お芝居観に行ってきた。
村上春樹の
『海辺のカフカ』
演出、蜷川幸雄。
主演、宮沢りえ。
いやぁ〜、
っていう言葉しか出てこなかった
観劇後の数十分。
それくらい良かったです。
本当に。
いろいろ。
原作はまだ読んでないから
純粋にこの舞台を観ての感想だけど、
いろんなメッセージが込められてて。
あと舞台装置とかも斬新で。
とにかく
日常をしっかり
やっていかにゃなと
改めて思ったわけです。
他にも感想はあるけど、
文字になるには
しばらく時間がかかりそう。
「覚えててくれるだけでも幸せなの」
だったっけな。
じーん。。。
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少しお茶してから、渋谷経由で駒沢公園まで。
今日は審判のトレーニング会の日。
フィジカルメニューを1時間と少し、こなして解散。
霧雨が気持ちいい夜だったな。
先週末の試合で起こった出来事についても
質問して整理できたし。
やはり毎回、
学ぶことがあるものです。
どんな内容でも。
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正直、お芝居を観終わったあとは
あまりの感動と
じっと座っていたことによる疲労感と
この感覚に浸っていたいという欲求で
トレーニング会に行くかどうか、少し迷ったんだよ。
それでも、この物語から僕が受け取ったメッセージは、
「こういうところで、やらなアカンことをやるんやで」
っていうことだったので(なんで大阪弁かは置いておいて)。
個人的な解釈のうちの一つだけれど、『海辺のカフカ』は、日々一人一人の中で起こる小さな葛藤、目の前にあるせねばならない事をいちいちの衝動的な欲求に優先させるかどうかという小さい小さい葛藤を、相似形にとてつもなく大きくして表現した物語だと思った。
もちろん、それ以外の側面や解釈もあると思う。
でもこの事が、今日いちばん自分の中で
印象に残ったメッセージだった。
ま、この話はまた後日。
(書かれるのかな?)
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帰りに軽くご飯を食べに
いつものお店にふらりと立ち寄ると、
また新しいご縁もあり、
不思議な10月のスタートになりました。
決してハードボイルドではないけれど、
この世界はいつでも、ワンダーランド。
El Fin Del Mundo Y UN Despiadado Pais De LAS Maravillas
- 作者: Haruki Murakami
- 出版社/メーカー: Tusquets Editores
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『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』
のスペイン語版を音読しながら、
口慣らしをしています。
このお話、すごく好きなの。
世界観も、
テーマも、
場面描写も。
特にコインランドリーからあとの数時間の場面が
いちばん好き。
おかげで、コインランドリーに行く時は
必ず本を持っていくようになりました。
そんなお話。