2015-10-03 境界線を失って 考えてる事 答えを怖れて問い掛けを躊躇う評価を怖れて回答を躊躇ういつも怖れが歩みを止めるまるで地面から手が伸びてきて足首をぐっと掴むように頭の中ではきらびやかな世界が展開するもいざとなれば怖れによる侵食ワインの紅は今日も気弱な心をあざけ笑うそしてその液体を飲み干すことで心を満たすつかの間の忘却別世界への逃避眠りから醒めればまた力が漲るはずだから逃げ場の確保は生きるために必要な事暗闇に響くカラスの声そうして世界が境界線を失っていく