今年、31歳になる。4歳下の弟は、すでに27歳になった。まぁ、お互い30年前後生きてきたことになる。
30年生きるということは、どういうことなのか。
ある人にとっては自分の家族ができる頃で、決意を新たにする時かもしれない。ある人にとっては、30代の10年をどう過ごそうか、人生の設計に初めて向き合うタイミングだったりする。
またある人にとっては、すでに20代中頃から携わってきた仕事の中で自分のポジションや役割、そういったものが確立されてきて文字通りフル回転で仕事に励んでいる時期かもしれない。
30歳という年齢は、参議院議員と都道府県知事の被選挙権が与えられる年齢でもあり、すべての種類の選挙に立候補できるようになる年齢でもある。
あるいは、大学を卒業して新卒で就職し、4-5年働いた後に旅に出たくなって本当に旅人になる人も中にはいるだろう。
僕の頭で思いつくのはこれくらいだけど、他にも色々な30年の生き方があり、それぞれの人がそれぞれの仕方で30歳を迎えるのだろうし、あるいはそもそもそのような区切りを意識しない人も、もちろんいるだろう。
僕たちは、少なくとも僕の場合は、30歳近く年の離れた父親がいなくなることを想像させられるという事態に直面して、30年生きるということはこういうことなのかという話をした。そういう形で30歳という年齢を実感したんだ。
不思議な感じがした。