谷 充展のブログ

ある時、不意に胸を衝く言葉たち。そういうものが、どこかに隠れている。そんな場所。

視線の先と、物事の本質と。

組織の中の、

どこを見るのか。

階層化された組織の中の、

どの組織を見るのか。

 

現実に対する絶対的な肯定の上に

成り立つ議論。

あり得たかもしれない過去と

その延長上の未来への憧憬。

 

相手の言葉を承けて、

自分の中に新たな考えが

浮かび上がる。

 

各々役割があり、

その役割を当人に伝える

役割もある。

 

映画には、

俳優がいて

監督がいて

演出家がいて

スポンサーがいて

広報がいて

コピーライターがいて

エキストラがいて

その他大勢の関係者がいる。

 

それぞれが各々の役割を果たして

一つの映画作品を生み出す。

 

それは

組織においても

大体は同じような

ことなのだと思う。

 

同じポジションにいても、

そこに至るプロセスは千差万別であり、

抱えて来た葛藤の数であったり

達成感の密度であったり

はたまた、

受けた叱責の内容であったり。

 

同じポジションでも、

語れることにその人の個性が出る。

そしてパーソナリティが表れる。

 

どういうタイミングで

どのような言葉遣いで

どのようなトーンで

どのような状況で

何を伝えるか。

 

あるいは、

伝えないのか。

 

自分なりに物事の本質を見極め

それを他者に贈り届ける。

そしてその他者が見極めた本質を

贈り返される。

 

そうして自分の中での本質の理解が、

また新たな様相を呈する。

 

健全な議論というのは、

お互いの言説が

相手に次の想念を喚起し合い、

二人の間に第三者的な言論の場が

立ち上ってくるような。

 

 

そんなような。