帰り道、リーベルのサポーターのアルゼンチン人2人と遭遇。夏にアトレティコの通訳をした話をとても面白がってくれて、渋谷から品川まで一緒に電車に乗る。今回のクラブワールドカップの応援で来日し、3週間日本で過ごしたみたい。
アルゼンチンにはアルゼンチンのスペイン語がある。大阪には大阪の日本語があるように。アルゼンチンのスペイン語の音も好きなので、イントネーションや発音やボキャブラリーをチューニングして話そうとしたけど、口をついて出るのはスペインのスペイン語。最低限、二人称複数の代名詞や動詞の活用だけは使わまいと努力をした。
僕はどうやら、「シャ」とか「ジャ」の音が好きなようだ。ガリシア語のxaとか、フランス語のjeとか。音声学的に言うと、後部歯茎摩擦音ですね、はい。僕は大学で音声学の基礎を勉強して、本当に良かったと思っている。
何かを勝ち取りたければ、少なくともそのフィールドに立たないとね。家にこもっているだけでは、何も手に入らない。特に、他人が絡むことは。恋愛も然り。勝ち取るというのは何か違うような気もするけど、自分の中の怖れとの闘いであるという側面はある、と思う。
そんなことを考えた、クリスマスイブでした。