谷 充展のブログ

ある時、不意に胸を衝く言葉たち。そういうものが、どこかに隠れている。そんな場所。

子育て賛歌、お友達からのお手紙、他

夕方6時過ぎに全社ミーティングが終わりリビングに行くと、すでに娘の晩御飯も歯磨きも終わったという。昼寝をしてないから眠たそうにYouTubeを観ていたんだけど、外を見ると雨も上がっているし、家の前の公園の遊具も濡れてはなさそうだ。「公園いく?」と聞くと、「しまじろうと行くー!!!」と小躍りするので、長めのハーフパンツに履き替えさせ、靴下を履かせ、虫除けのブレスレットを右腕にはめて二人で外に出た。家の前で虫除けスプレーを手足にふりかけて準備オッケー。

 

先週末、よく晴れて暑かった日に、4年生のいとことその同級生、二人のお姉ちゃんに連れられて公園に行った。その時に教えてもらった、水飲み用の蛇口を指で押さえて霧雨のようにしてその下をくぐる遊びをした。霧雨のようになるとはいえずぶ濡れになるので、15分かそこらで切り上げて家に戻ってそのままお風呂。在宅勤務が始まってから娘を風呂に入れる機会が増え、ついでに自分のシャワーも済ませられるので都合が良い。

 

最近は、たいてい彼女が疲れ切った状態で風呂に入れるので、対面で膝の上に乗せて背中からシャワーをかけてやると、気持ちいいのか途端にうつらうつらとし始める。後頭部を支えて額から髪の毛にお湯をかけると、催眠術にかかるかのようにすーっと顔が緩んでいき、ぽけーっとした表情になる。うちの子は、寝てる時よく半目になります。ぶちゃいく。(笑)

 

自分がそうだが、美容院でシャンプーをされているときは、たいてい寝ていた。気持ちいいんだよな。ガシガシ頭皮を洗われたり、髪の生え際に沿ってお湯を流されたり。学生時代、坊主頭のくせにヘッドスパだけしに行っていたような記憶がある。なんなら、雑誌読んでお茶出してもらって3時間過ごして少しお話しして、「んじゃ」と行って帰ったり。今思い返しても、素敵なオアシスでした。家族3世代でお世話になった美容院。

 

今日は、体が冷えていたのもあったので、盥(←たらいってこんな漢字なのね)にお湯を張って座らせたので、寝落ちすることなく終始はしゃぎながらのお風呂。妻に受け取ってもらってこちらの入浴を終えてから出て行くと、お気に入りのBlippiを観ながらマイクで歌っていた。手にはダイソーで買ったギターを持って。ちなみにマイクスタンドは妻の自作です。ガムテープなどの残り芯とサランラップの芯を2-3本使えば、簡単にできます。マイクはもちろん、ラムネかなんかが入ったお菓子のやつ。

 

しばらく別室でメールをしてリビングに戻ると、同じBlippiのBedtime Storiesを観ながら妻の膝に抱かれていた。


Bedtime With Blippi | Bedtime Stories for Children

 

3月からの外出自粛に梅雨の天気が重なって、ベランダでのピクニックもままならない日々が続いている。平日は、在宅勤務といえども別室にこもる時間が多くなり、妻が家事をやっている間などはどうしてもスクリーンタイムが多くなってしまうのが現実。そういう日常なので(「新しい生活様式」とか言われると無性に腹がたつ)、少しでも外遊びの時間を作ってあげられると、なんだかホッとする。

 

コロナウイルスの影響で、買い物ひとつ出るのも神経をつかう。極力、生協の宅配で済ませられるようにしている。それでも、個人的な範囲でいうと、往復の通勤3時間がなくなったことは、非常に大きい。月20日の出社で60時間。この単純計算もあまり意味はないのだけれど、こうして仕事がひと段落した隙を見て、娘と遊んで風呂に入ることがサッとできることは、本当にありがたい。ちょうど3歳を迎えたタイミングで父子の時間が思いがけず増え、以前より強い結びつきを感じるし、毎日毎日愛おしさが増していく。そして、この子のために、親として何をしてあげられるのかを考える。

 

大切な友人から、「お腹に命を授かった」と聞いたとき、心から嬉しかった。彼女と知り合ってかれこれ7年になろうとするが、この間の変化とか自分の進む道をしかと見定め、時に迷い、悩み、不安になるときもあるだろうに、それを表には出さず、前向きな表現に昇華させて行く強さを持った人だ。海外に行くと聞いたときは驚いたが、単に言語を学びに行くだけではなく、彼地で働き、資格を取り、そして自分のビジネスを始めている。

 

これまた久しぶりに、スウェーデンからメールが届いた。彼のビジネスは、COVID-19の影響をまともに受けているようで、どうやっているのか少し気がかりである。こちらも一時期、不定期ながらお手伝いをしていたので、他人事ではない。最近は、家族があるのでなかなか時間を割くことができず、仕事からは離れていたのだけど、年末か年明け早々に彼が日本に来て、初めて顔を合わせたのだった。5-6年、ずっとメールとスカイプのやりとりだけだったが、ようやく対面を果たし、品川のアトレにあるレストランで、ベルギービールとソーセージをしこたま飲み食いしながら、とても楽しい時間を過ごした。スウェーデン語は、まだほんの少しだけ使えるようだった。

 

最近になって、Duolingoという語学アプリがフィンランド語をローンチしたので、ちょうどいい機会とコースをスタートさせた。挨拶から始まり自己紹介、数字、色、簡単な文と順番に単元を進めているのだけれど、「はて、目標はどこなんだろう」と考え込んでしまう。カタルーニャ語も、以前に比べると相当読めるようにはなったものの、語彙力は圧倒的に不足しているし、発音もままならない。趣味でやる分には全く問題ないのだけれど、つい目標とかを考えてしまう。

 

ちなみに、Duolingoは非常に使い勝手の良いアプリで、いい練習にはなるのだけれど、初級の内容はどうしてもコンテンツが単調にならざるを得ず、端的に言って面白くない。どうしたものかと思い、フィンランドのラジオを聞いてみるも、そもそもスペイン語などと系統の全く異なる言語なので、拾える単語すらない。そこで、中学校時代を思い出し、フィンランドポップを聴いてみようと思い立った。便利な時代で、YouTubeで”Suomen pop”などと適当に検索すると、ある年のヒットチャート50曲というプレイリストがあったので、それを一通り流して気にいる曲があるかを探した。そして今毎日リピートでかけ流しているのが、この2曲。

 

Paha poika - Diandra
Beibi - Haloo Helsinki!

 

何事も、その対象を好きにならないことには身が入らない性格なので、こういう作業はとっかかりに非常に重要です。

 

ポップスは、曲の構成がわかりやすいのと、歌詞がひとつのストーリーになっているので翻訳を読みながらイメージしやすい。恋愛をテーマにした曲であれば、まぁなんとなくニュアンスなり詞の流れなりも予想がつくので、あとはその予想の正誤を確かめながら歌詞を文法的に分析したり、意味を調べたり。フィンランド語は格変化が多くで、また合成語や派生語も豊富な言語なのだけど、意外とWiktionaryに助けられていて、重宝している。格変化や動詞の活用もすぐに見れて、初学者にはいちばん頼りになる辞書かもしれない。

 

まとまりがなくなってきたので、この辺でおしまい。上にあげた2曲のリンク貼っておきます。おたのしみあれ!

 


Diandra - Paha poika (Lyric Video)

 


Haloo Helsinki! - Beibi