谷 充展のブログ

ある時、不意に胸を衝く言葉たち。そういうものが、どこかに隠れている。そんな場所。

運転見合わせ、答え合わせ

遅い電車で帰宅途中、利用路線が運転見合わせとなった。再開の見込みがとっても遅かったので、タクシーで帰ろうと途中下車をする。

ふと地図を見ると、思いの外自宅方面に近いところに駅だったので、寒さが堪えたけれども歩いて帰る事にした。

約1時間と少し。途中、大学の側を通った時、銀杏の香りが強烈だった。季節を感じながら、冷たい夜風に肩をすくめながら歩いた。

今日はチノパンを買った。欲しかったベージュ。これでボトムスはひと通り揃ったので良しとしよう。インナー用のTシャツが数枚欲しい。あと、ワイシャツが1,2枚と、ニットがあれば十分。

可愛いスニーカーを見つけた。とっても欲しくなったけれど、アウトフィットとのコーディネートがいまいちピンと来ず、足合わせだけで満足して棚に戻した。ドイツのmöbusブランドのもの。

カラオケに行った。9月末の通訳の時以来だった。久しぶりだと思っていたが、なんだかんだでひと月も経っていない。

差し向かいで語り合った。僕はお酒を飲みながら真剣な話をしようとすると、何故か英語やスペイン語で話したくなる。なぜかと聞かれても、理由などない。その方が、考えを伝えやすいのだ。

伝えたい事があって、それにいちばんしっくりくるワードを、頭の中の限りある多言語の引き出しから取り出し、それを元に言葉を紡いでいく。いったんそのモードになると、身振り手振りも何もかも、その言語のモードになる。なっていると思う、わからないけれど。

風呂場の排水溝を掃除した。最近、ヘアケア用品の新しいブランドを探している。ロクシタンを試してみようか。

今朝は何故か夜明け前に目が覚めた。朝焼けが印象的だったのでそのまま起き出し、最寄駅の陸橋の上まで散歩をした。遠くにスカイツリーが見え、その右斜め上に明けの明星が輝いていた。雲一つない夜明けだった。うっすらと虹がかかっていた。

香港とは打って変わって、東京は冬の気配が、漂っている。陽が射せば暖かいけれど、日陰や夜は寒い。天体はすでに誕生月。にぎやかな季節がやってきた。

少しばかり、トンネルに慣れてきて、前に進んでいるようだ。ただ、道はどこまでも続いている。死でさえも、途中駅のひとつに過ぎない。ただ、当面の到達点でもある。

看取る事、弔う事が、僕のお役目。そしてそこが答え合わせ。僕を弔うのは、次の世代のお役目。そこが彼らの、答え合わせ。