谷 充展のブログ

ある時、不意に胸を衝く言葉たち。そういうものが、どこかに隠れている。そんな場所。

洗濯機の故障、戦争、もっと大学であれこれやっときゃなぁ

先月、家の洗濯機の脱水が機能しなくなり、かれこれ一月ほどコインランドリーに通っている。ちょうど花粉シーズンで、外に干せない我が家は乾燥機を利用しに頻繁にコインランドリーに行っていたけど、乾かしに行くのと洗濯を一からしに行くのとでは、全然違う。コインランドリーで洗ったもの全てを乾燥機に放り込めれば良いのだけれど、乾燥機NGの洋服が色々とあるので、30分の洗濯の間待機して、乾燥機にかけられるものを仕掛けてから一旦家に戻って部屋干しするものを干し、また時間を見つけて乾燥の終わった洗濯物を取りに行ったりしている。あるいは、乾燥機にかけられるものだけを選別して、洗濯から乾燥までずっとコインランドリーで過ごしたり。週に2、3日はランドリータイムです。ここ最近は、朝家族が起き出してくる前にコインランドリーに行き、PCを持ち込んでテザリングをしながら仕事しながら洗濯〜乾燥が終わるのを待っていたりしている。環境が変わって集中できるからか、意外と仕事が捗ります。元々コインランドリー大好きだったし、今ではふっと一人で落ち着いた時間を過ごせるオアシスのような時間。家は家で賑やかで楽しいのだけれども、そればかりだと、ね。

 

新しい洗濯機はすでに購入済みではあるのだけれど、納品まで1か月強ということで、今月末まであと3週間ほどこの生活。そして、お支払いが始まるのです。洗濯機、高いね。花粉や梅雨シーズンを見越して乾燥機能付きのドラム式にしました。新しい家電が来るのは楽しみではあるけれど、調子に乗って乾燥機回しすぎると電気代で泣きそう。おそろしや。

 

ロシアのウクライナ侵攻が始まってからこちら、何か書いておきたいと思いながら、日々のさまざまな事に追われてもう3月9日。かれこれ2週間か。少しだけ、書きかけのメモのようなものがあったので、それはここに記録として残しておく。

 

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3月4日(金)

戦争が始まった。ウクライナで。

スペインのラジオ局Cadena Serのメールを購読しているけれど、見事に西側の視点からの内容である。当たり前と言えば当たり前だ。

ロシア語が読めたら、ロシア側のメディアも読める。内容がプロパガンダだとかは別の問題である。

ここで、西側が正しい、ロシアの(もとい、プーチンの)言い分に理がある、という話をしているのではない。

戦争では、人が死ぬ。上官の命令で兵士が戦闘を行い、そこで死ぬ。巻き添えになって、市民が死ぬ。そして、市民の家や公共施設や自然やその他いろいろなものが破壊される。

戦争をしたら、人が死ぬ。

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家ではテレビもラジオもつけないから、娘は戦争の「せ」の字もまだ知らない。そういう僕自身も、実体験としては戦争を知らないけど。

 

セルビアで、ロシアを支持する市民のデモがあったという記事を読んで、昔読んだ『悪者見参』という本を思い出した。

悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 (集英社文庫)

ストイコビッチユーゴスラビア代表を軸にしながら、コソボ紛争を取材したルポルタージュ。今回のロシアによるウクライナ侵攻を見ながら、そしてセルビアのロシア支持のデモのニュースを読みながら、20年越しにあの本で描写されていた反NATO感情のようなものが、少しだけわかったように思う。そしてスウェーデンフィンランドNATO加盟に好意的な意見が、初めて5割を超えたというニュースもあり、北欧史の講義で学んだ17世紀・18世紀のスウェーデンとロシアの戦争が、不意にリアリティを持ってくる。そうだよな、フィンランド挟んで向かい合ってるんだよなって。フィンランドがいかに緩衝国家として立ち回ってきて今の生活水準・文化水準を達成したか、みたいな記事も読んだ。NATO圏とロシアの間に位置していたウクライナと対照させる内容。

 

先日図書館で借りた、アイスランドについての本が非常に興味深い。『よみがえれ!夢の国アイスランド』という本で、著者はアンドリ・スナイル・マグナソン。アイスランド大学のアイスランド語学科を卒業した作家・自然保護活動家ということだけど、歴史にifを積極的に導入して様々な可能性を想像して提示してくるあたりが面白い。書かれてある内容はほとんどアイスランドに特化した内容で、カタカナでも一見読めない地名がわんさか出てくるものの、着想の仕方とかアプローチとかは普遍的なものがある。そういうところもあって、訳者もこの本の日本語訳を決意したようだ。

よみがえれ!夢の国アイスランド―世界を救うアイデアがここから生まれる (地球の未来を考える)

 

これから、オンラインレッスンのお断りのメールを書かなくてはならない。受講しようかと無料体験+面談を受けた語学講座だが、時間とお金の投資のタイミングとして適切ではなかった。まぁ個人の趣味に毎月2万円というのも、まだまだ娘も手がかかる時だし、ただでさえ仕事とか審判の研修とかで忙しいのに、さすがに無謀でした。費用対効果という点で。発音の「音を作る」という、非常に魅力的なコンセプトのレッスンだったので、先々タイミングとご縁が合えばその時に。それまでは、相変わらずひとりでコリコリやっていきましょう。歌を聴いたり聖書朗読をかけ流したりしながら、色々新しい言語に浸っています。一方で、学生時代に専攻の小テスト対策でやってたように、単語や活用を書いて書いて書きまくって覚えたり、文法書を読み込んだり、辞書を引きながらテクストを読むという作業も、時間をとってやらねば、語学なんてものは上達しませんわね。浸っているのと、上達するのは、全くの別物。

 

もうすぐ乾燥が止まったら、家に帰って風呂入って寝る。