谷 充展のブログ

ある時、不意に胸を衝く言葉たち。そういうものが、どこかに隠れている。そんな場所。

マクロの視点、重箱の隅、凛として

ビッグピクチャ
大きな絵
マクロの視点
全体を通じてのストーリー

一つ一つの正誤
厳密さ
ミクロの視点
積み重ね

どちらに偏りすぎても
しっくりこない
バランス感覚

それでも、
重箱の隅にこだわってきたなら
思い切って
大きな絵を描いて
ダイナミックに表現することも
方法としてはありだ。

大事なことは、
自分の哲学を表現するか。
表現し続けられるか。

数字で評価される
わけではない。
数字ほど実感が伴わない
こともある。

どう見られるか。

大事だけど、大事ではない。
なぜなら
主役は他にいるから。

それでも
自分を表現していく
必要がある。

アプローチ。
スマイル。
毅然さ。
対話。
凛。


揺蕩う碧のインク

たかが
アルゴリズム
支配されて

仮初めの土台が
グラグラ揺らぐ

水のように
さらさらと

あるいは
風のように
ひらひらと

思うままに
気の向くままに

流れにも
それなりの向きが
あってね。

求める

自分はいったい、

何を求めているのだろう。

そして、

いつになったら

求めることから解き放たれるの?


求めることを止めても
それでも求めるのが
人間だ

そんな詩がある。


求めない

求めない

求めない



求めない

再会、ジントニック、祝福

大学の仲間と久々の集まり。それぞれのタイミングが合い、久闊を叙する。かれこれ3時間半ほど。

そのあと、帰る方向が同じ方面に投宿していた1人と飲み直し。あれやこれや、人生の様々な事柄について語り合う。話のお供には、ジントニックを。

****************
「もし人生をやり直せるとしたら?」という質問をして話をする意味が全くわからないし、なんなら寂しい。

様々な選択や決断の積み重ねの結果、今この場でこうして私たちは出会えて同じ場所で時を過ごせている。このことを言祝がずに、ありえたかも知れない過去から見た未来に想いを馳せることの無意味さ。

こういう事を今夜聞けたことを、とても嬉しく思う。

目の前の現実に対する絶対的な肯定感を、言葉の端々に見る。その力強さたるや。勇気付けられる人も、少数ではないと思う。その人ならではの言葉でもある。

****************
彼らと知り合って約10年。一人一人が様々な経験を経て、今日再び集まった。その事を祝福しよう。

そうして、いい夢を見よう。

芸術の秋は続く。

先日の観劇に引き続き、今日も芸術の秋。

 

ところで、なんで芸術の秋になったのかな。

食欲とかスポーツとか、色々「秋」にくっつくけど

由来はなんなのかな。

 

ので、調べてみました。

matome.naver.jp

 

まぁそれは置いておいて。

 

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今日は、展示と映画。

お昼間は、西麻布のギャラリーに、

レターカッティング展を見てきました。

実際に彫るのも体験できたけど、難しい。

 

先日も話題に上ったことなんだけど、

僕はどちらかというとビジュアルよりも

テクストや文字に目がいくタイプ。

例えば、ファッション雑誌を開いても

コーディネートの写真が目に入った瞬間

その写真に関するテクストを読んでいる。

街を歩いていても、看板や店名、その他様々な文字を

キャッチしては頭の中で読み上げる。

 

なので、今回の展示もとても面白く鑑賞してきました。

自分の好きなフレーズを作品にできるのも

レターアートの素敵なところだなと思う。

 

その後、丸の内の映画館で『岸辺の旅』を鑑賞。

映画『岸辺の旅』公式サイト

 

これは、映画宣伝の表紙に惹かれて

原作を買って読んだ作品。

年を重ねて様々な物事を経験した後に、

もう一度観てみたいと思う。

 

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どうして、

目の前を歩く人が生きている存在だと

確信を持って言えるのだろうか。

 

生死の境目が

ファジーになっていく。

そんな気分。

 

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そういえば、今日は携帯を持たずに

出かけてみた。

 

思いの外、

自由だった。

 

 

 

境界線を失って

答えを怖れて
問い掛けを躊躇う

評価を怖れて
回答を躊躇う

いつも怖れが
歩みを止める

まるで地面から手が伸びてきて
足首をぐっと掴むように

頭の中では
きらびやかな世界が展開するも

いざとなれば
怖れによる侵食

ワインの紅は
今日も気弱な心を
あざけ笑う

そしてその液体を
飲み干すことで
心を満たす

つかの間の忘却
別世界への逃避

眠りから醒めれば
また力が漲るはずだから

逃げ場の確保は
生きるために必要な事

暗闇に響く
カラスの声
そうして世界が
境界線を失っていく


お芝居、何を学ぶかは学ぶ側次第

今日は国慶節

取引先の香港の会社も
中国の工場も
お休みなので、振替休日もらって
1日オフ。
 
先輩のお誘いで埼玉まで
お芝居観に行ってきた。
 
演出、蜷川幸雄
主演、宮沢りえ
 
いやぁ〜、
っていう言葉しか出てこなかった
観劇後の数十分。
それくらい良かったです。
本当に。
いろいろ。
 
原作はまだ読んでないから
純粋にこの舞台を観ての感想だけど、
いろんなメッセージが込められてて。
あと舞台装置とかも斬新で。
 
とにかく
日常をしっかり
やっていかにゃなと
改めて思ったわけです。
 
他にも感想はあるけど、
文字になるには
しばらく時間がかかりそう。
 
「覚えててくれるだけでも幸せなの」
だったっけな。
 
じーん。。。
 
***********
少しお茶してから、渋谷経由で駒沢公園まで。
今日は審判のトレーニング会の日。
フィジカルメニューを1時間と少し、こなして解散。
 
霧雨が気持ちいい夜だったな。
先週末の試合で起こった出来事についても
質問して整理できたし。
 
やはり毎回、
学ぶことがあるものです。
どんな内容でも。
***********
 
正直、お芝居を観終わったあとは
あまりの感動と
じっと座っていたことによる疲労感と
この感覚に浸っていたいという欲求で
トレーニング会に行くかどうか、少し迷ったんだよ。
 
それでも、この物語から僕が受け取ったメッセージは、
「こういうところで、やらなアカンことをやるんやで」
っていうことだったので(なんで大阪弁かは置いておいて)。
 
個人的な解釈のうちの一つだけれど、『海辺のカフカ』は、日々一人一人の中で起こる小さな葛藤、目の前にあるせねばならない事をいちいちの衝動的な欲求に優先させるかどうかという小さい小さい葛藤を、相似形にとてつもなく大きくして表現した物語だと思った。
 
もちろん、それ以外の側面や解釈もあると思う。
でもこの事が、今日いちばん自分の中で
印象に残ったメッセージだった。
 
ま、この話はまた後日。
(書かれるのかな?)
 
***********
帰りに軽くご飯を食べに
いつものお店にふらりと立ち寄ると、
また新しいご縁もあり、
不思議な10月のスタートになりました。
 
決してハードボイルドではないけれど、
この世界はいつでも、ワンダーランド。
 
El Fin Del Mundo Y UN Despiadado Pais De LAS Maravillas

El Fin Del Mundo Y UN Despiadado Pais De LAS Maravillas

 

 

『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』

のスペイン語版を音読しながら、

口慣らしをしています。

 

このお話、すごく好きなの。

世界観も、

テーマも、

場面描写も。

 

特にコインランドリーからあとの数時間の場面が

いちばん好き。

 

おかげで、コインランドリーに行く時は

必ず本を持っていくようになりました。

 

そんなお話。

新しい月=新月、語学やりますよ、ささみ

おばんです。

10月なりました。
はっや。
 
なんかメッチャはっや。
 
今月も
出張やら連休があって
あっという間に
過ぎていきそうです。
 
が、!!!
 
今月は頑張り時ですよー。
マジで。
ホントマジで。
 
ちょうど7週間なんです。
スペイン語の検定試験まで。
焦ってるわけではないけど、
さすがに本腰入れて勉強せねば
ならんと言う認識を
新たにしましてですね。
 
これまで
練習問題とか
問題集とか
大の苦手で
 
こんなこと書いておきながら

 

taninho.hatenablog.com

 

結局ほとんど手付かずという。

 

 

でもさすがに、

このままでは歯が立たないので、

コツコツやっていこうやと。

 

まずは、こいつから行きますよ。

 

スペイン語作文の方法 構文編

スペイン語作文の方法 構文編

 

 

これをとっととやっちまおう作戦です。

やっぱり表現力が物足りないので。

口頭試験もあるけんね。

武器を揃えて磨いておくことが

大事な気がするので。

 

あと、今日本当に面白くて

参考になって

張り合いが出るブログに出会いました。

 

supeingodokugaku.com

 

 これ読みながら

モチベーションを保っていこうと。

そんな作戦。

 

あーでもちょっと

試験当日が楽しみなのです!

 

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今日は新しい品にチャレンジの
我が家の台所。
 
鶏のささみを湯がきまして
ほぐしまして
きゅうりを輪切りにしまして
冷ましてから
塩とごま油で和える。
 
 
んー。
もうちょい味が欲しいなぁ。
ご飯に合うんやけどなぁ。
こう、パンチに欠けるというか
なんというか。
 
という感想だったので、
次回はもう少し何か工夫を探してみます。
 
 
お味噌汁は
少し濃いめのもので
うまうま。
 
 
こんな感じで
10月も元気にいきますよー!

ガリシア、巡礼、検定試験

今日はガリシアの音楽の話を聞いてきた。ガリシアとは、スペイン北西部の地方。独自の言語を持ち、独特のアイデンティティーを有する地。巡礼の道の終着点であり、ユーラシア大陸の最果てに位置する所。

僕の聴くガリシア音楽は決して幅広くはないけれど、それでもちょくちょくiPhoneで聴く。向こうの曲を聴くと、緑が深い森や雨に霞む風景が浮かんでくるのが不思議だ。決して住んでいたわけでもなければ、長い滞在をしたわけでもない。大半は、YouTubeの動画でのイメージだ。

巡礼の道を歩くことは、以前から漠然とした夢だった。日本にもお遍路があるし、キリスト教徒でもないのだからお遍路に行けばいいじゃないかというおもいがあったのも確か。でもなぜか、巡礼の道とガリシアの土地に魅かれる。

ガリシア語の勉強は、しばしペンディング。スペイン語と非常によく似ているので、ササッと辞書を引けばFacebookに書き込むくらいはできるのだけれど、それでも動詞の活用とか文法とかに曖昧な点が多々残る。まぁ、いくら似ているからといって、易々と習得できる言語などないのだけれど。

先日、スウェーデン語の通訳の仕事が終わって、ようやくスペイン語に集中出来るようになった。たった2日間の通訳だったのに、口がすっかりスウェーデン語の馴染んでしまったので、友達と喋るなりして口をスペイン語にスイッチさせねばならない。あとは、語彙と構文力、そして表現力のブラッシュアップ。特に発信力が言語を問わず弱いので、自分が考えていることを論理的にまとめてアウトプットする訓練をしましょう。

11月に、DELEに挑戦。7年前に西検を受けて以来の検定試験。今回は、決して無理ではないもののチャレンジングなレベルだし、完全に独学という点も考慮すると、なかなか取り組み甲斐のあるテストになる。楽しみながらも、しっかり準備して臨む。それが重要。

仕事でスペインに行く機会が、来年はありそうな予感がするな。意外と秋葉原界隈にも、通訳の需要があるということが、今回のスウェーデン語の仕事でわかったので、その分野にもアンテナを伸ばしつつ。

月の話

お日さんは
毎日同じ形で
いつでも、朝という
時間帯に
日の出を迎えるけれど

お月さんは形によって
月の出の時刻が変わり
夕暮れ時に東の空に昇る
満月を見るのが
とっても好き。

三日月は、夕暮れ時には
もう西の空を地平線に向けて
下っていく最中で、
逆に朝方の太陽のそばで
かすかに見える
逆三日月も趣がある。

昼間は太陽の光で
月はほとんど見えないから。

それでもいつも、
そこに居てる。

いつも、そこに居てる。

水の如く

どこにも寄る辺がなくて
心細い夜
ワインを飲むも
さっぱり酔わない

未来に備えることと
先のことを心配することは
似て異なる。

案外、
変化を怖れる自分を
改めて目の当たりにする。

いざとなれば
受け入れていくのだけど
少しこの街が
気に入っていてね。

川の流れは決して止まない
下手に逆らうと
おぼれて危ない
流れに身を任せて
揺蕩う。


水の如く
低いところへ
狭い隙間へ
そして全ての生命を
生かしていく

坂道、ジャズバンド、遠く離れていても

連休最終日。大学時代にいちばん長く、共に時間を過ごした親友の家に遊びに行く。駅から彼の家に向かう道中、坂を下って線路と目線の高さが交差するところがある。晴れた日の午後に、その道を通るのが好きだ。坂を下りながらカーブを曲がると視界が一気に開け、遠くに続く線路、その向こうに見える小高い山、そして家々の屋根が見えるんだ。

 

お昼をご馳走になり、コーヒーを飲みながら語り合う。昔話、家族の話、お互いのプロジェクト、仕事、将来のプラン、学んだ事などなど。もちろん、二人とも言語を学んだという共通の素地があるので、そういった話でも盛り上がる。

 

帰り道、駅前の飲み屋でワインを一杯。近くにカタルーニャ料理の店を見つけて、もう一杯。なかなかcosyなお店で、今度は一度しっかりとしたディナーに行ってみたい。都心へ戻って、どうしてもラザーニャが食べたくなったので寄り道をする。今日はホワイトソースベースのきのこのラザーニャ。合わせてもらったワインは、ピエモンテアナス・チェッタ。2005年のものをいただく。感想は、「美味しい」、以上。まだ味の表現を知らないけど、美味しいかどうかの感覚はわかる。

 

いい気分で駅に向かって歩いていると、ガード下からドラムの音。サックスとベースの3ピースに出会う。ジャズドラムの粋な音色に留学時代惚れ込んだのを思い出す。聴衆はいなかったけれど、足を止めてしばし聴き入る。1曲終わってもう1曲。それぞれのソロもあり、何より楽しそうな彼らの表情がいい。サックスの甘く柔らかい音が、ワインでふわっとした気分を優しく包み込む。Bravo!

 

**************

長く会っていなくても、毎日顔を合わせていたかのように語らい合える友がいる。そういった友人がいるという事実は、感動的だ。

 

リッキー・マーティンの、Gracias por pensar en míという曲。「僕の事を想ってくれてありがとう」という意味になる。

 

明日はまた新しい1日

でもどうして今日は

こんな気分になるのだろう

空から一人の悲しげな天使が

僕のそばに降りてくる

決して冷めない熱

そして乾いていく僕の笑顔

 

何もかもうまくいかなくっても

いつもどこかに出口はあるさ

全て失ったとしても

一筋の光はそこで輝いでいる

 

ただ何も言わずに僕を見て

僕を想ってくれて

ありがとう

 


Ricky Martin - Gracias por Pensar en Mi (A Via ...

 

自分の知らないところで、今日も誰かが自分を想ってくれている。どれだけ切ない時でも、涙に濡れた顔を照らしてくれる光がある。

 

そして自分も、また、人を想う。

秋の空、生死の境、言の葉

秋空

晴れ渡る空

遠くに見える

都会のビル

芝生の薫り

風の音

ひぐらしの声

人々の笑顔

 

砂浜に打ち寄せる

波の音

空を舞う

海鳥の姿

残暑の向こうに

富士を望む

遠くの空に

虹がかかる

 

上弦の月

沈みゆく街

道の只中で舞う

舞踏曲

生死の境を

つま先で行く

危うさの残る

秋の夜

 

言葉を紡ぐ

そして言い淀む

前言を撤回し

新たに言葉を継ぐ

 

言い終えた後に

自らが立ち上がり

そしてまた

時が進む

 

5分前の自分は

姿を消し

彼が発した言葉だけが

中空に残る

 

 

言葉の力