感情をなかったことにすると、臭いものに蓋をすることになるので、ずーっと自分の中に留まる。そして折に触れ形を変えて、浮き上がってくる。
感情を飼い慣らすというのは、はじめは感情が大暴れしているのを観察し、徐々に手なづけるようにクールダウンさせていき、かといって自分の中から無理に追い出そうともしない、そういう取扱い方。
ところで、感情ってどこにおるんかな。胸のうち?肚の中?それともアタマ?
寂しいとか悲しいとかムカつくとか、そういう感情を抱えつつも、地に足つけて日々を送ることも、人生の醍醐味のひとつだと、信じている。楽しい!幸せ!わーい!!だけでも、いいのかも知れないけれど。
今夜も、
雨音を聞きながら、
沈黙の中で歌う。
そんな夜。